溝を埋められない合併後の会社
合併をして何年も経つのに出身会社の垣根を超えられないでいることはありませんか?
「旧○●の奴らときた・・・」こんな話をよく聞かされます。
お互いのやり方に固執するばかりでは合併のメリットを享受できないばかりか、相手のやり方を押し付けられる部下にとっては、モチベーションの低下につながります。
製薬会社の目的は一つ、売り上げを伸ばすことです。どちらのやり方が良いのか、それぞれのやり方のメリットデメリットを明確にし、違いをハッキリさせることからはじめるべきではないでしょうか。違いを明確にしないで、有耶無耶にしているからいつまで経っても「旧○●の奴らは・・・」ということになるのではないでしょうか。
ところで、製薬会社の仕事の進め方には、合併後問題となるほど大きな違いがあるのでしょうか?
第三者の立場からそれぞれの当事者の話を聞いていると、お互いの会社の仕事の進め方に大きな違いを感じないことがあります。それなのになぜ「あいつらは・・・」ということになるのかよくよく聞いていると、私の感じたところでは、コミュニケーションのとり方の違いから感情的になっているようにおもえます。
日本の会社においては、会議においても、話の脈絡で内容を伝え合うことが多く、同じ土壌で育ってきた者同士にとっては簡略に話せることでも、異文化の人には非常にわかりずらくなることがあります。旧出身会社の者同士で理解しあっているのに、その内容が理解できない。その場で質問すればよいものを、敵対意識からか?プライドが許さないのか?結局わからないままにしているから、あとで「旧○●のやつらは・・・」ということになっているのではないでしょうか。
まずはどのような場においても、説明は面倒くさがらずに、論理的に具体的に丁寧に話す必要があるのではないでしょうか。そしてお互いわからないことははっきり意見調整をすることにより、お互いの不理解は解消されていくのではないでしょうか。
いつになっても同じ出身会社の人間同士で群れ、仲間内で庇いあっていたところで、今後も合併統合は続くわけです。目的さえ明確になっていれば、やり方=方法論などたいした問題ではありません。敵は内にいるのではなく外にいるのです。
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